第47回 芸能山城組 ケチャまつり
47th Cak Festival, Geinoh-Yamashirogumi
第47回 芸能山城組 ケチャまつり
ご報告と御礼
第47回芸能山城組ケチャまつりは、去る7月30日から8月3日まで、恒例の新宿三井ビルディング55HIROBAで開催され、連日、入場制限するほど多くお客様が詰めかけ、大成功のうちに幕を降ろしました。ご支援・ご声援をたまわりました皆様に、この場をお借りして心から御礼申しあげます。
特集記事満載の「ケチャまつりガイド」と、まつりの賑わいを記録した「フォトギャラリー」はこちらからご覧になれます。
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ケチャまつりの直前、バリ島からお招きした名匠によるガムランの“調響”を施しました。鋳造後三十余年を経た山城組のガムランの鍵盤一枚一枚の音高と音色を最適化することにより、その響きは別次元の美しさ、力強さ、輝かしさを帯びた神々しく絢爛たるものに激変しました。しかも計測器を使わずに名匠の感覚感性によって進められる様子を目の当たりして、私たちは「人間にはこれほどのことができるのか」と衝撃を受けました。
本番では「今年のガムランの響きは断然いい」「ガムランの音色に魅せられて何回も通った」などの声が寄せられ、名匠の丹精がお客様に伝わったことを窺わせます。ケチャで過去最大級の円陣での上演が実現し、ジョージア男声合唱の発声がより現地の響きに近づけたことをはじめ、多くの演目で飛躍的に向上したパフォーマンスをご披露できました。響きと力強さを増した演奏はPAの構成をよりシンプルにすることを可能にし、実現した自然で目の覚めるような音響には専門家から高い評価が寄せられました。運営面では、ヘッドクォーター機能の強化、露店屋台の改造による組立・撤収時間の大幅短縮など、積年の課題を解決するとともに、若手の成長にも著しいものがありました。
今年は《生きている脳がA Iを圧倒する祝祭空間》をテーマに掲げ、生成A Iが急速に発展するなか、「人間の脳」が発するダイレクトなエネルギーに注目しました。身体性こそA Iには決して代替できない創造の源です。「生きている人間にしかできないことは何か?」という問題意識は、何よりも演じる私たちを鼓舞する力となりました。
「間合いや空気感を掴みながら生まれる響きはAIには真似できない」「祭りがA Iを圧倒!」「生身の人間によるパフォーマンスに鳥肌が立った」「A Iではなく今この瞬間を生きている人間にしかできない演奏」「原始的な人間のエネルギーの表現に感動!」などの声が寄せられ、予測を超える大きな共感を呼びました。このような成果・反響に呼応して、芸能山城組説明会への参加者が急増し、山城流花若が次々と誕生しています。
私たちは今、「芸能山城組公演「幻響」其之弐〈転生〉」(12月14日(日) なかのZERO大ホール)に全力を注いでいます。この公演は危機に瀕する地球の未来を精神世界から転換する試みに挑戦し大反響を巻き起こした昨年の『幻響 其之壱』に続く、待望のシリーズ第二弾です。第一章は『輪廻交響楽』全4章、第二章は『交響組曲AKIRA』からのライブ演奏です。チケット絶賛発売中。どうぞご期待ください。
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